星雲星団の手動導入スタートに苦労

近年,数十年ぶりに再開した星雲星団観望が思うようにいかないことはすでに記述しましたが,
気候もよくなりまた再開です。
星雲星団導入どころか,それ以前の星雲星団近くの明るい星をファインダーに入れるのにも苦労しています。
ちょっと工夫してみました。
1.メガネを新調
遠近両用メガネ使用してます。メガネ無しの肉眼では星座も捉えられません。
星雲星団近くの明るい星をファインダーに入れるまではどうしてもメガネが必要です。
ところがメガネをしていると,星の位置によっては(特に天頂周辺)ファインダー覗きが上目使いになってしまい,
メガネの枠を外れて裸眼になってしまいがちです。
また,ファインダーに入れるまではメガネ有りで,アイピースを覗くときはメガネ無しという,
メガネを取ったり外したりも厄介です。
縦方向に少し幅広のメガネなら上目使いになっても大丈夫そうです。
思い切ってメガネを新調してみました。レンズの度数は同じです。
思ったよりも調子いいです。
多少上目使いになってもメガネ視野から外れなくなりました。
日常生活では気分によって2つのメガネを使い分ける楽しみも増えました。
右が新調したメガネです。

2.ファインダーに指標設置
メガネ新調でかなり良くなったのですが,恥ずかしながらファインダーに明るい星を入れるのも多少まごつきます。
ファインダーに更に指標を取り付けました。百円ショップの蛍光シールを切って貼り付けました。

淡い光は数時間持ちます。前後の蛍光目印に星を入れてファインダーを覗くと一発でOKです。


実家の口径20cm赤道儀にも取り付けました。


これでなんとかファインダーに目標星を導入しやすくなったのですが,
星雲星団を主鏡に導入するにはこれ以降がメインなんですね。方法は2つ。
ファインダーの約7°の視野と星図をもとに星の島伝いにたどる方法と,
赤道儀なら赤経・赤緯の目盛環を利用する方法です。
目標天体ごとの個別対応になります。
私が昔やってた方法は目盛環利用が多かったですが,
モータードライブ無しの手動なので,日周運動との戦いで素早い操作が求められます。
ドブソニアンでは微妙な操作に手がふるえてしまいます。
ファインダーを通した天球上の方向感覚があやふやになっているのも大きな原因です。
なかなかスムーズにいきません。
なれの問題ですね。回数をこなしていくしかないようです。
久しぶりの望遠鏡操作で,悪戦苦闘の連続です。
手動での目標天体導入や追尾の時代ではないのかもしれないのですが,ゆっくりその過程も楽しみたいと思います。
新天研の先輩方にお願いです。目標天体の手動導入について,
「私は昔こうしていた」,「今はこうしている」等,小さな工夫で結構ですのでお教えいだだければ幸いです。
赤道儀・経緯台・ドブソニアン,問いません。よろしくお願いします。