独立型太陽光発電のその後

 2015年3月の軒下の様子です。家の壁面にソーラーパネルを立てて置けるようにして正解でした。シーズン最後の大雪でパネルが完全に壁に押し付けられています。

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 その1ヶ月半後は気温も高くなり初夏のようでした。

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 ヤフーオークションでCOTEKの中古1500W正弦波インバータ S1500-112 が2万円台で入手出来たので,更に同規格のパネル・充放電コントローラ各1個と自動車用中古バッテリー2個を増設し,回路構成も変更することにしました。  

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 中古の自動車用バッテリー55B24L(容量36Ah・5時間率)は,現在使用中の車の定期点検時,交換が必要になったため古いものをもらっておいたものです。ディーラーでは管理上のことからでしょうか,廃バッテリーを分けてくれることは無いようです。HONDAとSUZUKIでは断られました。自分のクルマから出たものなのでOKだったようです。実験に使うのだということでもらってありました。バッテリーチェッカーで引掛った物は機械的に交換するのでしょうが,こういうことにはまだ使えて楽しめそうです。
 クルマのバッテリーチェッカー(こういう名称かどうかわかりませんが)の仕組みはどうなっているのでしょうか。規定の負荷をかけて端子電圧の降下(内部抵抗)を見ているのでしょうか。同じ規格でも内部抵抗の異なるバッテリーを並列に接続するのは不安なので1個ずつスイッチで切り替えて使用してみることにしました。切り替え用のカバーナイフスイッチも100A用位になると高価なのですが,これもヤフオクに網を張っておいて中古を500円位で入手したものです。
 配電盤は増設につぐ増設で板は継ぎ足しになってますが,今後の試行錯誤のためにも貯めこんだカバースイッチをすべて取り付けてあります。バッテリーの並列接続もスイッチの切替で可能ですが,極力行わないようにするつもりです。バッテリーは配電盤下の農業収穫物収納用の黄色いプラスチックかごに入れています。
 複数の充電コントローラをこのように並列に接続使用する例はあまり見ないですが,3千円位の簡易機種なのでパネルを1台ずつモニターもできるということで,これも試行錯誤です。普通はソーラーパネルを並列接続してからコントローラを通す場合しか目にしません。
 ヒューズについては,充電コントローラとインバータの制御回路で大丈夫だとは思うのですが,充電側に各10Aを外付けで,インバータへの放電側はナイフスイッチ内臓の100Aと60Aが入れてあります。インバータが1500W可能でも1000Wを超えるような使用は殆んど想定していません。
 インバータが1500Wとなったことで屋根裏部屋のファンヒーターやエアコン起動も可能となりました。エアコンは800W位の小型ですが,屋根裏の天井の低い6帖間なのですぐ冷えます。ファンだけなら扇風機と同じです。ファンヒータも点火時を除けば扇風機並みの消費電力です。昨年夏はLED管2本・卓上LEDスタンド・ノートパソコン・扇風機等の使用で止まることはありませんでした。真夏の会津は日中はかなり蒸し暑いですが,内陸のため昼夜の気温差が大きく,明け方はかなり涼しくなります。お天気次第ですが,土日を中心にした滞在なので,かなり行けそうです。
 この春から,実家で土日の家庭菜園も始めることにしました。16坪だけ耕してみました。疲れました。ジャガイモからのスタートです。畑もソーラー発電も,どちらも太陽の恵みを分けてもらうということで共通点を感じます。